『魚の五感』 嗅覚について
2022.05.19
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『魚の五感』 嗅覚について
こんにちは。まぁママです。
コロナ感染拡大にも波があり、子供連れとなると、まだまだ人混みや密集地をさけて、楽しく外遊びを!!と心がけています。
過ごしやすい季節になり、釣りをしている方を見かけることも多くなってきました。
釣り素人の私は、美味しい餌で仕掛ければ大漁では⁈なんて単純に思いますが、じっくりと座りながら釣りをしている方を見ると、そんな簡単なことではないのでしょうね。
水中で魚はどの様に匂いを感じているのでしょう?
魚も匂いを感じる鼻を持っていますが、構造が人間と違います。魚をよく観察すると、鼻の穴が4つあいていて、水の入口と出口があります。人間の鼻腔は口腔と繋がっていますが、一般的に魚は繋がっていません。
人間が鼻から息をして空気を鼻腔に通す様に、魚は鼻を動かして水を鼻腔に通します。
人間とのいちばんの違いは、人間は空気中に拡散した匂い物質を〈匂い〉と感じるのに対し、魚は水に溶けている匂い物質を〈匂い〉として感じています。
そうなると、魚は〈嗅覚〉と〈味覚〉が一緒では⁈と考えましたが、〈匂い〉の感覚中枢は端脳にあり、〈味〉の感覚中枢は延髄にあり、異なる感覚であることがわかります。
魚たちが常食としている餌にはタンパク質が沢山含まれており、このタンパク質の原料になっているものが20種類のアミノ酸で、明らかに魚の好むアミノ酸、嫌うアミノ酸があり、クロダイや真鯛はグリシンやアラニンを好むことが分かっているようです。
ここまで魚を理解できたなら、大漁も夢ではないのかも!!なんて期待が膨らみますが、そう簡単にはいかないですね。