こんにちは、サンです。

　前回、ウミガメの産卵について、ご紹介しましたが、今回はウミガメの赤ちゃんについて、ご紹介したいと思います。生まれたばかりのウミガメの赤ちゃんは、なぜ、海の方向が分かるのでしょうか？

　ウミガメの赤ちゃんは、本能で光に向かっていきます。だから、海に浮かぶ月明かりに反応し、海に向かうことができるのです。ただ、月明かりが出ていない真っ暗闇の時はどうなのでしょうか？どうやら、月明かりだけに反応しているわけではないようです。ウミガメの赤ちゃんは、私達、人間が見ることのできない紫外線を見ることができるのです。紫外線は、昼間だけではなく、夜も少し発生しています。昼の紫外線は、砂浜や陸地が凸凹しているため、吸収されてしまいます。一方、夜の紫外線は、海に反射して明るく見えるのです。だから、月の明かりや波の音がない穏やかな夜でも、海に向かって進むことができるのです。生まれたばかりの赤ちゃんなのに、光や紫外線を感じられるのはすごいですよね。