なぜふぐ刺しは薄いのかについて
2022.07.29
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こんにちわ˘⌣˘
Megです。
猛毒を持つ危険な魚でありつつ、高級魚として人気の高いフグ。
特にフグの刺身は絶品で多くの人の舌をうならせます。
しかし、ふぐ刺しを見るたび、なぜあんなに薄く切っているのかと気になる方は多いのではないでしょうか。「高級魚だから薄くして損を減らす」というケチな理由で薄くしているわけではなく、そこには列記とした理由があります。
フグといえば、大きく丸く膨らんでいる姿を思い浮かべる人が多いと思います。
膨らんでいる状態は、外敵から身を守るための防衛行動であり、「体を大きくすることで威嚇をする」「天敵が自身を飲み込めない大きさに変化する」の2点が主な目的とされています。
フグはこの状態に体を変化させるために、他の魚には存在するあばら骨がありません。
あばら骨の代わりに弾力を付けたフグの身は非常に硬いため、厚くしてしまうと噛み切れなくなってしまいます。ですがフグは高級魚なので、せっかくなら噛むよりも味わうことに集中してもらいたい。ここから、フグを刺身にする場合は、皿の模様が透けるほど薄いものとなりました。
決して、ケチな理由で薄く切っていたわけではありません。
そこには美味しく食べて欲しい。といった考えがあったのです。