サンマが100円で買えない理由
こんにちわ˘⌣˘
Megです。
ほんの5年ほど前は、8~9月には魚売り場に大量の国産サンマが並び、価格も1尾100円以下と手軽でした。しかし、そんな光景はほとんど見かけなくなりました。
前年に冷凍されていたサンマが「冷凍サンマ」として、同じように1尾100円以下で売られていましたが、その姿もほとんど無くなりました。
仮にあっても価格が高いか、手頃な価格でもサイズが小さいかです。
どうしてサンマが大衆魚から高級魚へと変わりつつあるのでしょうか。
先日、ニュース番組を見ていると、「サンマ1匹2万8千円」というニュースを見て、驚きました。去年は、「1匹1万円」というニュースもありました。
価格が高騰している『理由』として、いくつかありますが、まず1つは、サンマ自体が減っているという事です。2003年の調査ではサンマの資源量は502万トンと推定されました。ところが、2012年になると198万トンと推定されました。ピーク時の40%まで減っています。
もう1つは、サンマが日本近海に近付かないという事です。サンマはどちらかと言うと冷たい水を好む魚です。温かい海水が北海道沖にせり出し、サンマの好む冷水温の海域が狭くなっている、という報告もあります。2014年頃は、その狭くなった冷水域で漁を行えばサンマを漁獲できました。しかし、最近はその冷水域もなくなってきているそうです。サンマは冷水性の魚です。温暖化でサンマの生息域が狭くなっていることが考えられています。
温暖化の問題は、こういったところにも影響しています。
価格が高騰している『理由』を知ると納得しますね。
温暖化は、他にもいろいろな問題がありますが、自分に出来ることを見つけ、実際に行動していくことが必要ですね。