アクアリウム講座 第12回 立ちあがった水
こんにちは!
今日のテーマは
立ちあがった水 です
アクアリウムをやっている人には
なじみのある言葉ですが、
一般的には何だか良くわからない
言葉だと思いますので説明していきます。
水槽で魚を飼育するには
魚が排泄するアンモニアを取り除く
必要があり、そのために硝化菌が
必要と以前書きました。
しかし、ただ硝化菌がいれば
いいのかというとそうではありません。
魚がエサを食べるとアンモニアを排泄します。
その排泄されたアンモニアが瞬時に
無毒化されないとアンモニアなどによって
中毒を起こしてしまいます。
魚が排泄するアンモニアの量と
そのアンモニアを瞬時に無毒化できる
硝化菌の量がバランスしていないといけません。
これが、「立ちあがった水槽」、
「立ちあがった水」と呼ばれています。
文字で書くと伝わりにくいので
図にしてみました!
図のようなシーソーが釣り合っている状態に
してあげないとアンモニアや亜硝酸が
徐々に蓄積してしまい、
最終的に魚がダメージを受けてしまいます。
水槽をセットして魚を飼い始めた際に、
硝化菌を入れなかった、若しくは
菌の量が足りなかった時の
イメージを図にしてみました。
如何に早く、バランスの取れた状態を作って
あげられるかが、上手く飼える、飼えない
水槽の分かれ目となります。
このバランスが取れているかどうかを
知るのには、アンモニアや亜硝酸は
水に溶けてしまい、目に見えないので、
テスターで水槽内のアンモニアや亜硝酸の
濃度を測るしかありません。
我々が定期的に健康診断を受診するように
バクテリアバランスが崩れやすい
水槽をセットした直後、魚を追加した時、
エサを増やした時、ろ材洗浄した時など、
テスターでの測定をおススメします。
今日はここまで (^^)/