アクアリウム講座 第8回 硝化菌
2018.06.21
AQUARIUM
こんにちは!
やっとたどり着いた!
今日のテーマは
硝化菌です。
下図をご覧ください。
魚から排泄されたエサ由来の
アンモニアは
アンモニア酸化細菌という菌が
※ニトロソモナス等
亜硝酸へと処理します。
この亜硝酸も毒性が強いので
水槽内から取り除かねばなりません。
亜硝酸は亜硝酸酸化細菌という菌が
※ニトロバクター等
硝酸塩へと処理していき、
有毒なアンモニアを毒性の少ない硝酸塩へと
段階的に処理していきます。
これらの菌を総称して硝化菌と呼んでいます。
菌と聞くと色々なイメージを持たれていると
思いますが、結構イメージとは違うと思うんで
硝化菌の特徴を書きますね!
① 1日強で1分裂。
極端に増殖スピードが遅い!
② 水分がないと生きていけない!
乾燥状態では保存できません!
③ 硝化菌自身でろ材に
くっつくことができない。
④ エサは二酸化炭素などの無機の炭素源
アンモニアや亜硝酸はエネルギーを
得るために利用している
⑤ 活動が水温とpHにも左右される
硝化菌は二酸化炭素をエサとして
アンモニアを亜硝酸に、
亜硝酸を硝酸塩にする際に
エネルギーを得て、利用し生きています。
ん? 何かと似ていないですか?
そうです、植物に似ています。
植物は二酸化炭素と光エネルギーで
光合成をして、無機物だけで
自らの身体を作っていきます。
硝化菌は二酸化炭素と化学エネルギーで
化学合成をして身体を作っていく、
特殊な菌なんです。
今日はここまで! (^^)/