アクアリウム講座 第10回 水槽の白濁り
こんにちは!
第10回のテーマは
弊社のお客様相談室にもこの問い合わせが多く
寄せられる、水槽の白濁りについてです。
水の白濁りは3パターンほどあります。
① 底砂などの削れたものが
舞って濁る、物理的な白濁り
※ソイルを敷いた直後等で起こりやすい
② アオコが発生し始めた、
なんちゃって白濁り
③ 水槽に適さない菌(悪玉菌)が
大繁殖する生物的な白濁り
①の場合、静置で沈殿させるか、
目の細かなマットで濾す、
凝集剤を使うなどで対処できます。
②の場合、③との見極めが難しいのですが、
時間が経つにつれ、水の色が緑色になります。
アオコは植物なので、遮光することで、
減っていきます。
出窓等の窓際に置いてある水槽は
このパターンが多いのではないでしょうか?
このパターンはアオコ用の薬品が有効です。
水草水槽の場合、薬は使えませんので、
大幅に水換えをして頂き、成長の速い有茎草を
植えて、余分な養分を早く吸収させるなどの
方法もあります。
この3つのパターンのうち一番多いのが、
③のパターンで一番厄介です(泣)
水槽に適さない有機物を分解する悪玉菌が
大繁殖すると起こります。
なぜ厄介かというと…
悪玉菌が大繁殖するってことは、
悪玉菌のエサが豊富にあるということ
悪玉菌のエサ=魚の排泄物などの有機物。
つまり、魚を飼いながらだと
悪玉菌のエサをカットすることが
非常に難しいからです。
大幅に水換えしても、爆発的に大繁殖する
悪玉菌を取りきることができないので、
時間が経つにつれて、また白濁りということを
繰り返してしまい、
負のスパイラルに入ってしまいます(泣)
対処法としては…
①魚へのエサを止めて、悪玉菌が
水槽内にあるエサを
食い尽くすまで放置しておく
※酸素を異常に使うので酸欠に注意!
②大幅な水換えをして、悪玉菌の数が減っている
状況で殺菌灯を設置する。
上記のような方法があるのですが、
白濁りしないように予防するのが
一番楽で簡単です!
次回は白濁りの予防方法について書きます!
それでは! (^^)/