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アクアリウム講座 第9回 有機物分解菌

2018.06.22
AQUARIUM

こんにちは!

 

前回、硝化菌について書きました。

 

特徴の中に硝化菌自体は

 

ろ材にくっつけないと書きましたが、

 

実際は時間の経過と共にろ材に定着します。

 

そこには有機物分解菌が作用しています。

 

 

今回のテーマは

 

有機物分解菌です

 

魚のフンや食べ残したエサなどの有機物を

 

分解している菌達のことを

 

総称して、BOD酸化細菌、

 

有機物分解菌と呼んでいます。

 

我々が良く知っている

 

納豆菌、乳酸菌、大腸菌、カビ、酵母など、

 

おっと、忘れちゃいけない!

 

SUPER BICOM 21PD も (笑)

 

この世に存在する菌のほとんどが

 

このグループに属しています。

 

 

硝化菌が植物に近いのに対して、

 

この有機物を分解する菌達は、

 

無機物だけでは生きていけないので

 

動物に近い存在ですね。

 

※無機物、有機物はググってくださいね!

 

 

この菌達がエサとなるものを分解し、

 

体内に取り込む際にカスである

 

アンモニアがでてしまいます。

 

水槽での、もう1つのアンモニアの

 

出所となります。

 

この菌のアクアリウムでの役割について

 

書いていこうと思います。

 

フン等を分解し、増殖する際に、

 

ネバネバ、ヌルヌルした

 

バイオフィルム(生物膜)

 

作り出します。

 

何だか難しそうな言葉ですが、

 

実は身近なところで体感してるんですよ~

 

お風呂や台所の流しがヌルヌルになりますね!

 

そう、これは有機物分解菌達が繁殖し、

 

バイオフィルムを作ってるからなんですよ~

 

ヌルヌルしないように銅製のネットや銀イオンを

 

使うのは、菌が湧かないようにしているんです。

 

アクアリウムだと、水槽の壁面や外部フィルターの

 

ホースの中のヌルヌルがバイオフィルムです。

 

このヌルヌルしたバイオフィルムがろ材の表面を

 

覆うようになると、接着剤代わりとなって

 

硝化菌がろ材に定着しできるようになります。

 

 

流しとかお風呂場などでは厄介者の扱いを

 

されちゃうのに、アクアリウム、特にろ過槽で

 

重宝されちゃうなんて面白くないですか!!

 

 

更に、この菌達が水槽で関わってくるところが

 

もう1つあります。

 

水槽の白濁り です。

 

白濁りについては次回書きます!

 

それでは!

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